J.S.バッハ/カンタータ第42番を聞いて

2008年5月8日 (木)

約1ヶ月前になるが、次の演奏会を聞いた。

Soli Deo Gloria<賛美と祈りの夕べ> Vol.237
2008年4月5日(土)
日本キリスト教団 本郷教会礼拝堂(東京・上荻)

[曲目]
J.S.バッハ カンタータ42<この同じサバト(安息日)の夕べ>
F.メンデルスゾーン<讃歌>ソプラノソロ 柴田圭子
H.ディストラー<主なるキリストは甦られた>

指揮 淡野太郎/淡野弓子

[声楽ソロ]
ソプラノ 今村ゆかり/柴田圭子
アルト  羽鳥典子
テノール 星野正人
バリトン 淡野太郎

[オーケストラ]
ユビキタス・バッハ

[合唱]
ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京
メンデルスゾーン・コーア

この団体の演奏を聞くのは約10ヶ月ぶりで、そのときの感想はこのブログの記事で書いた。その記事の最後に、次のように締めくくった。

この団体、今後も地道に宗教音楽活動を続けてゆくと思う。また半年・一年後に聴いてみたい。そのときも音楽はライプチヒスタイルのままか、または古楽器演奏的要素が加味されるか、興味のあるところである。

今回の演奏、古楽器的演奏云々の問題の前に、精度が低かった。つまり、アンサンブルがあまり良くないため音楽どころではなかった。特に、最初のシンフォニアと3曲目アリアで二番オーボエが足を引っ張っていたように思う。3曲目アリアは、ひとつの旋律を分割して1,2番オーボエが交互に演奏するので、難しいことは想像できる。が、もう少し気の合った演奏をしてもらいたかった。

声楽ソロでは、テノールの星野氏が良かった。彼はアマチュアだと思うが、ハイトーンをあれだけ楽々出せるのはすばらしい。私は一応合唱経験があるがハイトーンの出ないテノールだったので特にそう思うのかもしれない。

演奏された3曲の中では、H.ディストラー<主なるキリストは甦られた>が一番良かった。ディストラーは現代作曲家なのに、極めて古典的でひたすら祈りの音楽だ。それを合唱が心を込めて歌っていたように思う。

この団体、また1年後くらいに聞いてみたい。そのとき、もっと演奏の精度が上がっていることを期待したい。

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